ロサンゼルスは、映画や音楽な街として知られ、多彩な文化と観光地が点在する魅力的な旅先です。
しかし、日本とは雰囲気や治安が大きく異なるのも事実です。
この記事では、ロサンゼルスの治安についての基本情報や地下鉄に乗るときに気を付けるポイントを自分の体験を踏まえて説明します。安全に楽しくロサンゼルスを満喫するためにぜひ参考にしてください。
ロサンゼルスの治安の悪いエリア
サウスロサンゼルス
サウスロサンゼルスは、ストリートギャング活動が盛んで低所得者層が多く住む地域です。そのため、治安が悪く、殺人や強盗などの凶悪犯罪が多く発生している地域になります。
特に、ワット地区では年間殺人件数が多く、ワッツタワーという観光地もありますが、近づかないことをお勧めします。
こちらの地域には、サウスカリフォルニア大学という有名大学も位置している地域になります。サウスロサンゼルスへの移動は、極力タクシーまたは自家用車をお勧めします。
コンプトン
コンプトンは、1888年に設立された最も古い都市の一つです。貧困の度合いが高く、犯罪率が最も高い都市の一つとして知られ、ギャング関連の犯罪が多発しています。
アフリカアメリカンやヒスパニックが多く住む地域として知られ、鉄格子に囲まれた民家などが多く散見されます。
イングルウッド
イングルウッドは、2014年に牛丼チェーンの吉野家の駐車場で、銃撃された事件で有名です。犯罪率もコンプトンと並ぶ高いほど高い場所となっております。
私は、イングルウッドから来る公共バスを通学で利用していたのですが、やはりそっち方面からくる方々は、貧困層特有の匂いや服装を感じることが多かったです。
スキッドロウ
スキッドロウは、ホームレスや麻薬中毒者が多い地域として有名です。日本人街として知られるリトルトーキョーの近くにあることもあり観光がてらふらっと入ってしまわないように注意しましょう。
コンプトンやサウスロサンゼルスと違い、ギャング活動が盛んであるわけではないですが、危害を加えてくる不審者がいる可能性もあるので徒歩での通行はなるべく避けた方が良いでしょう。
ロサンゼルスの地下鉄事情・乗ってはいけない路線
私が通学していた大学の学生いわく、タクシー<路線バス<地下鉄の順番で治安が悪くなっていくみたいです。
地下鉄が最も治安が悪くなる理由は、基本的に駅員さんがいるわけではなく、さらにゲートもあってないようなものであるため、無賃乗車する人が多いからです。私も何度も無賃乗車する方々は見かけましたし、時にはMetro Police(地下鉄の無賃乗車する人を捕まえる職員)につかまっている人を見かけました。
当たり前ですが、無賃乗車はやめましょう!
無賃乗車が発覚すると、罰金(50ドル)を払う必要があります。
路線バスは、運転手に管理されているため、無賃乗車することはないですが、安価に乗車できるため、貧困層が多く利用しています。
危険な路線
危険な路線として、レッドラインとブルーラインがあります。特に、レッドラインは、ユニバーサルスタジオハリウッドなどに行くことができるため、利用を検討する可能性があると思いますが、複数人で乗る、または極力タクシーを利用することがおススメです。
安全な路線
比較的安全な路線として、エクスポライン(E-line)があります。E-lineのExpo Park/USCより西側のエリアは地下を走っていないため、他の路線と比べて日中明るいです。私自身、通学で利用していましたが、トラブルを見かけることは少なく、Metro Policeも多く巡回している印象でした。サンタモニカなどの観光地に行くこともでき、便利です。
犯罪に巻き込まれないために
1. 目を合わせない
地下鉄やバスで犯罪に巻き込まれないために通行人と目を合わせないことが大切です。できればサングラスを付けることで自分の視線を隠すことも有効でしょう。私は、地元の大学の友人に、サングラスを付けて、何を聞かれてもフル無視するように言われていました。
2. 夜一人で乗らない
夜の地下鉄やバスには乗らないようにしましょう。ここでいう、夜とは午後18時以降のことで、薄暗くなったあたりからは危険だと考えて良いでしょう。
3. 怪しい人の近くには座らない
地下鉄やバスには、低所得者や薬物中毒者らしき人を多く見かけます。関わり合わないためにも、あまり座席に座らないまたは、座っても周囲に怪しい人がいないかどうかを確認しましょう。
まとめ
今回は、ロサンゼルスの治安および地下鉄事情についてまとめました。ロサンゼルスは、治安に関して複雑な側面を持つ都市ではありますが、それだけこの街の複雑さと多様性を表しているとも言えます。安全を確保しながら、自分だけのロサンゼルス体験を楽しんでください!
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